
みなさんが“家”に求めるものは何でしょうか。
“住み心地のよさ”
“家族団らん”
“安らぎのひと時”
など、家は安心の象徴であり、室内の雰囲気は人の気持ちに大きな変化をもたらします。
自分にとって落ち着いた環境が整っているという事は、
それはあなたの家が快適な家であるという証拠でしょう。
掃除はライフワークです。
“ピカピカに磨き上げなくてはいけない”と、過度なプレッシャーを感じる必要はなく、
自分が納得できる程度の清潔さを保つことができれば、そこは快適な生活空間となります。
Lesson5以降で学ぶ掃除術は、無理せず誰もが続けられる“ちょうどいい掃除方法”の数々です。
掃除の目的は、作業をすることでの充実感を得ることであり、成功体験の積み重ねが部屋と心を整えます。
“本棚を整理整頓できた”
“窓ふきをした”
“ダイニングテーブルの脚についていたゴミを取った”
など、
労力や掃除の規模に大小をつけるのではなく、
活動のすべてに意味があったとポジティブに考えられたなら、日々の生活もより明るくなるでしょう。
掃除がストレスになったなら

掃除=ストレスとなり、毎日の生活が掃除によって悩まされていたなら、それは非常にもったいないことです。
掃除とは本来、心を整えるために行う時間であり、
焦燥感や義務感で行っていては気持ちも沈んでしまいます。
掃除がストレスになったときには、作業を省いたり時間を決めて行うなど、自分に負荷がかからないよう工夫をしましょう。
掃除をせず汚れていく様子を見ていては、さらに精神的なストレスが圧し掛かり、心身に影響を及ぼすことも考えられます。
例えば、「〇〇時からの10分間だけはお掃除タイム」というように、
時間で区切り、生活のメリハリをつけることで気分は楽になることでしょう。
“朝食後の10分で台所掃除”
“お風呂前の10分で本棚と子ども部屋の整理整頓”
などのタイミングを設けることでリズムをつくり、
“やる時はやる、やらない時はやらない”と生活に抑揚をつけていきましょう。
このような積み重ねは生活バランスを保つきっかけにもなります。
また、高性能な時短家電を取り入れるのも有効な方法です。
最近はほったらかし調理家電や食洗機など、忙しい現代人の悩みに応えてくれる機器が需要を高めています。
お掃除ロボットやコードレスクリーナー、お手軽なハンディクリーナーなど、
掃除をラクにするアイテムも揃っており、便利グッズの購入で負担を減らす方法も良いでしょう。
“終わらなければ、続きは明日のこの時間にしよう”
そうした気楽さを持ちつつ、継続できる掃除を日々実践していくことが大切です。
